昨今の流行りといえば糖質制限ダイエット。白ごはんは糖質も多く、ダイエットの敵と考えている人も多いのではないでしょうか。食事制限といえば、ご飯を抜き、低糖質高タンパク低カロリーなものを連想するかもしれません。しかし、実は”冷やご飯”に含まれる『レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)』がダイエットにとても効果的なのです!
冷やご飯はダイエットの味方!?その理由は?
多くのダイエットを行っている方々は、糖質の多い白ご飯を避ける傾向にあります。しかし、実は冷やご飯には温かいご飯にはない2つの大きな利点があります。
1. 冷やご飯の健康効果
ご飯を冷やすと、そこに「レジスタントスターチ」という成分が増えます。これは難消化性でんぷんとも称されるもので、私たちの体がすぐに消化しづらい特性を持っています。普通の糖質は消化され、小腸で吸収されますが、レジスタントスターチはそうではなく、大腸まで届き、腸内環境を整える役割があります。食物繊維には、腸内細菌の成長を助ける「水溶性」と、便通を助ける「不溶性」の2つがありますが、このレジスタントスターチはその2つの役割を兼ね備えているのです。

2. 噛む回数が増える効果
冷たいご飯は温かいご飯に比べて硬いため、自然に噛む回数が増えます。そうすると『DIT反応(食事誘導性熱代謝)』が高まるという効果もあります。
『DIT反応』は、正確には「Diet-Induced Thermogenesis」の略で、日本語では「食事誘導性熱産生」と訳されます。これは食事の摂取後に体が食物を消化・吸収・代謝する過程で発生する熱のことを指します。
簡単に言うと、私たちが食事をとると、その食物を消化するためのエネルギーが必要となります。このエネルギーを使うことで、体温が上昇し、体の中で熱が産生されるのです。

おすすめの冷やご飯の食べ方: 炭水化物を取りたいけどダイエットも考えている方は、1日に茶碗1杯の冷やご飯を取り入れると良いでしょう。冷たすぎず、適度に冷やしたものが最適です。また、ちょっと硬めに炊くことや、玄米や雑穀米を選ぶと、栄養価も上がり、噛む回数も増えてダイエットにも効果的です。食事時には、しっかりと噛むことで、満腹感を得やすくなります。
さらに、冷やご飯と一緒に善玉菌を摂取すると、腸の健康を維持する「短鎖脂肪酸」の生成が促進されるので、腸内環境の改善や脂肪の蓄積を予防する助けになります。
保存方法としての注意点: 冷やご飯は、冷蔵が最も適しています。温め直す場合、レジスタントスターチの量は少し減少しますが、炊き立てよりはまだ多く含まれています。熱々のカレーなどの料理に混ぜて食べる方法も試してみてください。
このように、冷やご飯はダイエット中の方でも、効果的に取り入れることができる食材と言えるでしょう。